いじめ加害者はいじめたことを覚えていない

2022年1月3日

前回、いじめの対象になる人は気を奪われやすい人であると

書きました。

いじめを恐れる人ほどいじめの対象にされやすい。

大きな反応を見せてくれるのが面白いわけです。

 

いじめを恐るあまりいじめられてしまう。

加害者は嫌がる被害者を見て、優越感を得る。

さらにエスカレートしていきます。

加害者は覚えていない

ニュースで自殺してしまった被害者に対して、

まさかこんなことになるとは思いもしなかったとか、

何をしたのかすら覚えていなかったりとか。

 

なぜこのようなことが起こるのでしょうか?

理由は「痛みを知らないから」です。

人に危害を加える人は、自分がしたことに対して

他人がどう思っているのかをほとんど理解していません。

 

少し前に、「ロストジャッジメント裁かれざる記憶」

というゲームが発売されて話題を集めました。

ゲーム実況者のレトルトさんが実況放送していたのを

見ていました。

 

まるで映画やドラマを見ているような気分で楽しめますので

見たことがない方にはオススメします。

 

そしてそのゲームの中でも加害者がよく言う言い訳めいたものに、

「まさかこうなるとは」「よく覚えていない」というセリフが

出てきます。

 

本当に残念なことですが、加害者にとっては遊びであって

取るに足りない出来事ということです。

もしいじめられていたらどうするべきか?

やめてと伝えるのはほとんど意味がありません。

痛みを知らないし、優越感を与えるからむしろ喜んでしまう。

 

なら暴力をふるって対抗すべきかと言われれば、

犯罪性があるし自分より弱そうな相手を選んでくる以上、

反抗できなかったり、凶器を持ち出してそれこそ事件に

発展なんてことになってしまうのは良い解決ではありません。

 

誰でもできて確実なのは、休むもしくは転校すること。

社会人においてはハラスメントというものがあるため、

通報窓口を利用することが解決の手段となり得ます。

休職、転職なども候補になります。

 

残念ながら即効があって、何も失わずに万事解決なんて

甘い方法はないと思っています。

そんなものがあったら今頃、世の中にいじめなんて

存在しないはずです。

 

いじめに真っ向から勝つには、相手が仕掛けてきた勝負の

土俵で相手を上回るしかありません。

それが非現実的な話であることは当たり前だと思います。

 

周りがそのことを理解してサポートしなければいけません。

承認欲求が関わっているため、被害者はいじめられていると

周りに言えないのです。

いじめられていると打ち明ければ、承認欲求で傷つくから。

自分が劣った人間だと認めるようなものだから。

 

逃げるが勝ち。それで良いのではないかと思います。

勝てないものは勝てない。

わかっていても執着し続けて破滅するのが、

人間の悪い性質です。

ストレス

Posted by あおまる