幸せとは何か?その3

死ぬまで終わらない地獄

前回の記事で豊かな国に生まれながら苦しむ理由について

書きました。

 

向上すること、自分が生きる世界の人間より優れた人間になる

ことが幸せと大抵の人は考えてしまいがちですが、

これらは承認欲求が強く働いています。

 

そして自分は惨めだと感じている人ほど、華やかな人生に

強い執着を抱いています。

収入が低いとか学生時代に思うような恋愛が出来なかったとか

そういうわかりやすい幸せに執着や未練があるのでないでしょうか。

 

そういった価値観で不幸だとか惨めだとか思うのは、

究極の勝ち組になるまで私は満足できませんと言っているような

ものです。

 

自分がとんでもない強欲な人間だと気づかないわけです。

とてつもない欲望の塊です。

普通に生きていたらこのようなことすら気づけません。

 

「あれが手に入らない、あれも欲しい、欲しい欲しい欲しい」

と死ぬまで理想にしがみついてしまう。

無理だとわかって諦めてもそれこそが幸せで、

心から欲しいものだから生き辛さが消えずに残ってしまう。

 

あなたが自分は不幸だと思っているなら、

永遠に果たせない理想に執着する地獄にハマっています。

 

人間関係であれば、他人を思い通りにしたいとか

そういった部分で実現困難な望みを抱いて、

勝手に自分で自分を苦しめてしまいます。

謙虚な人は満たされ、強欲な人は見失う

幸せの性質として世界に最初から溢れているということを

書きました。

幸せに生きるか不幸に生きるかは実際のところ、

あなた自身で決められることがほとんどです。

 

理想への飽くなき執着を持ち続ければ、

あなたは死ぬまで不幸であり続けます。

これは理想を実現できない限り例外はありません。

 

その一方で自分が手に入れられるもの以上を望まなければ、

あなたは幸せを手にすることができます。

これも間違いありません。

 

これ以上苦しみたくないのであれば、

実現できない願いに固執するのはやめてください。

そして自分が当たり前に手に入れられるものに感謝して下さい。

 

それが本当の意味での身の丈に合った生き方です。

生活の中で出来ないことに固執しなければ、苦しみが消えること、

無意識のうちに不可能な望みを抱いていないか常に意識して

それを捨てていく。

 

これを続けていくことで人生が好転していきます。

 

ただし、全てを諦めることが良いわけではありません。

夢があれば追いかけてもいい。

ここで書いている「固執しないこと」は夢を諦めることではありません。

 

正しい夢の叶え方というものがあります。

それを知っている人はほとんど苦労せずに努力が出来ます。

次回は努力する才能なんてものはない、正しい夢の叶え方です。

ストレス

Posted by あおまる